水星


英語ではマーキュリーと呼ばれる太陽系第1惑星で、半径2439km、質量3.3×1023kg。気温は太陽に近いため、昼は400度以上になるが、大気が無く熱を蓄えられないため夜は-180度まで下がる。その表面はクレーターに覆われ、のような姿をしている。その中でも極地方のクレーターは永遠に太陽光に照らされない低部に水の氷があるのではないかと推測され、注目を集めている。しかし、水星で最も特徴的なのは半径の約70%を占める巨大な核である。この核の形成過程については様々な説があるが、誕生まもない頃に核を持つ他の原始惑星と衝突し、核は合体、外層部は衝撃で吹き飛ばされた、という巨大衝突説が有力とされている。水星については、2004年8月に打ち上げられ、2011年到着予定のNASAの探査機メッセンジャーや日本とヨーロッパの共同計画で2機の探査機(2011年〜2012年頃打ち上げ予定)で水星を探査するベピ・コロンボ計画によって新たな発見があることだろう。





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