金星


英語ではヴィーナスと呼ばれる太陽系第2惑星で、半径6051km、質量4.868×1024kg。金星を包む濃硫酸の雲が太陽光を8割も反射するため、太陽以外で最も明るく見える。金星は大きさ、質量、重力地球とほぼ同じであるが、表面は気温480度、90気圧という灼熱地獄になっている。その原因は大気中の二酸化炭素である。太陽から届く熱が多過ぎて、金星表面の水分は完全に蒸発しを形成して二酸化炭素を取り込むことができなかった。二酸化炭素は厚さ20kmの雲となり、 金星に多大な温室効果を与えた。雲からは濃硫酸の雨が降ることがあるが、途中で蒸発し、地上には届かない。太陽光が雲に遮られ、、50分の一ほどしか地表に到達していないため、薄暗くなった金星表面は、火山岩の散らばる荒野になっている。この火山岩に含まれている大量の硫黄は大気と反応して亜硫酸ガスとなり空へ昇り、雲の材料となる。ちなみに、ヨーロッパの金星探査機ビーナス・エクスプレスが2005年11月頃に打ち上げられる。





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