チャンドラーセカール限界
白色矮星が持てる質量の上限のことで、太陽質量の約1.4倍である。普通の星と連星系をつくっている白色矮星は、相手の星の水素ガスを吸い込むことがある。この量が一定以上になると水素の核融合反応が起きてヘリウムが生成される。さらに、相手の星のガスを吸い込み続けると、このチャンドラーセカール限界に達する。この時、炭素を持っていない白色矮星は、急速に収縮して、中性子星になる。炭素を持っている白色矮星では炭素が核融合を始めるが、その時、発生するエネルギーは白色矮星の重力でも抑えられず、数秒で星自体が大爆発を起し、砕け散ってしまう。
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