朝…
目覚めた群れ。
クイック「はあ…久しぶりぶりによく眠れた気がするな…うん?」
寝ぼけまなこを凝らすクイック。
クイック「どうなっているんだ?!そこら中がキラキラしているぞ」
森の中ではダイヤモンドダストが輝いていた。
クイック「もしや空気中の水分が凍結してできた氷の粒を太陽光が輝かさせているのか?!」
ほぼ勘で当てたクイック。そこにピーターがきた。
クイック「もういくのか?」
ピーター「ええ、早いほうがいいと思いまして…」
クイック「ではいくとするか」
2羽は飛び立ち、他の群れの調査にいった。
他の群れの集まっている場所に行ってはリーダーに会い、話しを聞いていった。
リーダー「我々は2週間かけてここにきた」
クイック「我々は1ヶ月は飛びましたかね…」
リーダー「え?!そんなに?!すごいな…」
また飛び立つ2羽。
別の群れのリーダー「我々は1ヶ月は飛んだぞ」
クイック「実は我々も…」別の群れのリーダー「そうか、お互い大変だったな」
2羽はまた別の群れへ…
しばらくして2羽はもといた木に帰ってきた。
ピーター「この森には様々な場所から旅してきた群れが集結しているようですね…」
クイック「我々の故郷だけでなく、世界中で変革が進んでいるようだな…」
ピーター「あとはあの3羽を待つだけですね…」
クイック「ああ、群れで交代しながら上空を巡回し、見張ろう。行き過ぎたらもう二度と会えなくなるからな」
ピーター「了解」
その日の夕方…
フリー達は闇の迫る森の上を飛んていた。前には山が迫っていた。
フリー「もうすぐ山だな…」
カレン「でもあれくらいなら何とか越えられそうね」ロン「ええ、このまま直進しましょう」
山に着くと3羽は山肌に沿って上昇していく。そして山頂まできた。
フリー「なんだ?!あれは…」
カレン「光の柱?!」
西の地平線は太陽が沈みきった直後で暗い赤に染まっていた。その赤をバックに地平線下の太陽から垂直にぼやーとした白い光の柱(サンピラー)が延びていた。
ロン「空気中の氷の粒が太陽光を反射しているんでしょうけど…不思議ですね…」
サンピラーに見とれながら飛び続ける3羽。とその時!
バゴッ!!
北から飛んできた鳥がフリーに激突。飛んできた鳥はその場で止まったが、フリーはきりもみ状態で落下していった。
?「悪い悪い、あの光の柱が気になって…うん?!」
ロン・カレン「!!!」
口を開け、目を見開き驚く2羽。
ロン・カレン「ぐ、グスタフ!!」
いろんな現象が出てきますが、これは普通の森では面白くないなと思い、無理に入れてみました。そしてホワデビは明日が最終回です。