内容は氷河期の地球を鳥が冒険する鳥版アイスエイジみたいなものです。
海の一部の海底や海底下にはメタンハイドレートという物質が存在しています。メタンハイドレートはメタンと水が結合した物質なのですが、深海の低温、高圧の環境でなければ存在できません。少しの水圧や水温の変化で崩壊し、メタンを放出します。メタンは二酸化炭素の23倍の温室効果をもたらします。この物語の時代では火山噴火が頻発し、大量の温室効果ガスが放出されています。普通は海に吸収されますが、氷河期は氷に阻まれ、空気中に溜まっていきます。
本編はその火山ガスとメタンハイドレート崩壊によって放出されたメタンの温室効果によって氷河期が終わりに向かっている地球、という設定です。タイトルのホワイトデビルはメタンハイドレートを指しています。の割には本編にメタンハイドレートの悪魔ぶりが出てきませんが、理由は連載が終わってから。
またホワデビは小説ではなく、アニメ映画を文章化したような感じで書きました。なので想像しやすいように(映)という形でおおざっぱな映像の動きを付記しています。また冒険モノなので、感情描写は控えめです。
寒さを求めて旅をするという設定に合う鳥はいそうにないので、フリー達は架空の鳥にするか氷河期のせいで暑さに耐える力に乏しいということにするしかないです。
またある程度、飲まず食わずで飛べるなど渡り鳥の素質はあることにします。
群れの名誉リーダーはリーダー経験者の中から話し合いで選出。任命されると死ぬまでそのまま。役割はリーダー、副リーダーの任命(形式的であり、自分で選べるわけではない)。
群れのリーダーは副リーダー経験者の中から話し合いで選出。体力的・精神的に無理になるか自分で辞めるまでなっていられる。役割は群れ全体の統括。
群れの副リーダーはリーダーが自由に指名できる。役割はリーダーへの助言。