いつも友達に開けてもらってた窓
最近やっと手が届くようになった
少し得意げに開け放てば
見下ろした先"卒業"の文字が目にとまる
振り返れば見える 君の鮮やかな笑顔も
もうすぐ遠くに行ってしまうの?
時の階段のたった三段に
どれほどの想いが刻まれただろう
僕のキャンパスに残されたわずかな白紙
君を描けないまま今も埋まっていく
いつか噂になった君の好きな人
言われた名前に僕はいなかったよね
それは分ってた でも切ない
思い出す僕"卒業"の時が近づく
遠い日の帰り道 君と並び歩く誰か
僕は代わりになれはしなかった
時の階段のたった三段を
どれだけの涙で濡らしただろう
雪の溶けた先に広がってる未来へと
君は僕に背を向け歩みだしていく
強がりの笑顔と本当の泣き顔
どちらを君に見せれば記憶に残してくれる?
時の階段のたった三段に
どれほどの想いが刻まれただろう
その一つ一つが明日の僕をつくると
独り信じていれば明日に向える?
君がいなくても…