直径400kmの小惑星激突


これは 直径400kmの小惑星が地球に激突したときの様子です。この規模の衝突は46億年の地球の歴史で、少なくとも8回しかないとされます。まず起きるのが地殻津波。これは衝撃で地殻がカーペットのごとくめくれ上がる現象です。速度は音速以上で、めくれ上がった地殻は宇宙空間まで吹っ飛びます。もちろん上にあったものは破壊し尽くされます。次に岩石蒸気のドームが現れます。岩石蒸気は直径1万kmはあるであろうクレーターを形成したときに気化した岩石です。重量10京t、温度は1500℃。衝突から20分後、ドーム状だった岩石蒸気は自重で崩れ、地球全体に広がっていき、気温は急上昇。海の水位は1分に約5cm、3時間で10mずつ下がり、やがて干上がります。
そして24時間後岩石蒸気は地球を完全に覆いつくします。この瞬間、地球上の全生命が消えることでしょう。
やがて気温が下がると蒸発していた水蒸気が凝結し、数千年間に渡り、雨として降ります。これで海は再生し、地球はゼロから全てをやり直すことになります。


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