ディープ・インパクト


ディープ・インパクトは2005年1月12日に打ち上げられたNASAの彗星探査機で、直径約6.5kmのテンペル第1彗星へ向け、4億3100万kmの距離を飛行する。そして、アメリカの独立記念日である7月4日、彗星に重さ370kgの銅製弾丸(インパクター)を時速3万7000kmで打ち込む。この衝撃で彗星には直径90mのクレーターができ、同時に舞い上がる破片から彗星の組成を探る。この時、彗星は地球から1億3200万kmの距離にあり、衝突時には肉眼でも見えるほどの光を放つという。その結果はというと…
 この彗星は硬い岩石の上に細かい砂のような物質の層があった。そのため、破片が円すい状に飛び散る姿を観測できたものの、岩石質の層にインパクターが衝突して放出された光が吸収され、可視光線では期待されたほどの増光はなかった。詳しい事は、まだ解析中である。





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