恐竜絶滅


今から約6500万年前、メキシコのユカタン半島先端に直径10kmの小惑星が超音速で激突した。それから数分で直径195kmのクレーターが出現、その場にいた生物は一瞬で消滅したことだろう。他の生物にも空から第2の試練が降りかかる。衝突時に舞い上がった岩石が赤く焼けながら空襲のごとく地上に降り注ぎ、辺りを灼熱地獄に変えた。さらに衝突地点から離れた場所にも、衝撃波が引き起こしたマグニチュード12〜15の地震や最大で高さ1kmの津波が襲いかかって来た。そして最後の試練である衝突の冬が地球に訪れる。舞い上がった軽く細かい塵は地上に落ちることなく空を漂い太陽光を遮り世界の気温を低下させた。それによりここまで生き残った恐竜も絶滅した。しかし衝突の冬を生き延びた生物もおり、地球の生物史は途切れなかった。





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